Reynolds 525
世界初のバテッドチューブを開発した英国Reynolds社のオリジナル531ブランド合金と同様の特性を備えた、Reynolds525を使用。
サイズ・重量
フラット550㎜
フレーム+BB+ヘッドパーツ 2.490kg
フロントフォーク 0.870kg
合計3.360kg
数量限定
世界に先がけ日本限定10台のみ先行販売。
BBシェルにナンバリング付。
限定クロモリ鋳造エンブレム
SUNBURST
フレーム溶接個所にSUNBURST加工および、溶接部分にスムージング加工を施した究極のフレーム
英国主義
FUN brand×Reynoldsの融合が実現した。
世界最高峰自転車チューブ英国ブランドReynoldsがFUN brandのラインナップに遂に登場!
FUN brand世界デビューの足がかりになる最高峰モデルの誕生。
英国ブランドとして車に例えるならロールスロイス。
ファッションブランドに例えるならBURBERRY。
そして世界に先がけFUN brandから日本限定10台のみ先行リリースが決定。
First Anniversary model『IMPALA』の誕生。
ブランドイメージを決定する上で『Reynolds』の歴史について僕なりに調べてみた。
世界で最初に自転車用バテッドチューブの製造を始めた1899年創業の英国バーミンガム発の自転車チューブ(鋼管)メーカー『Reynolds』
そして今回採用したチューブ『Reynolds525』はイギリス製。
『Reynolds525』英国生まれの英国育ち。
英国パンクといえば『SEX PISTOLS』
高校生の時レコードが擦り切れるまで聴いたSEX PISTOLS『アナーキー・イン・ザ UK』イントロのギターリフが僕の脳内に流れた。
(ギターリフを文字にするとカッコ悪いのであえて文字にしません(笑)しかも既にReynoldsから脱線)
1970年代後半英国パンクは世界を席巻した。
1980年代になってもガーゼシャツにRのマークのついた南京錠を首にぶら下げたシドビシャスもどきが街中に溢れていた。
街中で同じ格好のパンクキッズ軍団。個性的なはずがここまで流行ると没個性(笑)
『SEX PISTOLS』のカルチャーはパンクロックという単純なカテゴリーで無いことを少しだけ語らせてもらおう。
まず『SEX PISTOLS』といえばシドビシャスを思い浮かべるがSEX PISTOLSの唯一のスタジオアルバム『勝手にしやがれ!!』(原題:Never Mind the Bollocks, Here’s the Sex Pistols)でシドビシャスは、ぼほ演奏すらしていない。
僕のイメージするシドはステージで鼻血を流しながらベースをバンバン叩いてるだけの人(笑)
(しかし元ドラマーであるシドはPISTOLS加入後ベースに没頭し意外と真面目に演奏していたライブ映像も残されている。
僕は完全にイメージ戦略に騙されていた。)何が言いたいかというとパンクとは単なる音楽のジャンルでは無く、
シドヴィシャスも単なるパンクロッカーではなくカルチャーを含めスピリッツがパンクであった。
当時のパンクキッズは音楽もファッションもスピリッツもシドヴィシャスの全てに憧れていた。
『SEX PISTOLS』の存在は音楽という枠組を遥かに超えたカルチャーだった。
『SEX PISTOLS』が世界的バンドになるのには2人の仕掛人の存在がなければなし得なかった。
その2人とは若き日のヴィヴィアン・ウエストウッドと敏腕マネージャーのマルコム・マクラーレンである。
2人が『SEX PISTOLS』を創り上げ、2人が『SEX PISTOLS』をパンクの象徴になるように仕掛けた。
「パンクの女王」「現代のココ・シャネル」と称されるヴィヴィアン・ウエストウッド。
恋人のマルコム・マクラーレンと一緒にセックス・ピストルズをプロデュースし、
パンク・ムーブメントの発信者だったことはもはや伝説。
あのガーゼシャツもあのアクセサリーもヴィヴィアンの手掛けたものだったとは…
今でもヴィヴィアンは世界で活躍するデザイナーであることはみんなも知っていると思うが、
原点が英国パンクだったとは意外と知らない人が多いかも。
パンクムーブメントの終焉後ヴィヴィアンはパンクについてこう語った。
『人は完璧でなくてもよい、矛盾や罪悪感のなかでも今できることをやる。
パンクはファッションじゃない、より良い世界を求め続けること』
ヴィヴィアンが提言するパンクスピリッツも僕たちの掲げる『英国主義』との親和性を感じた。
シドヴィシャスが加入する前のベーシストの脱退理由が「ビートルズのファンであることが判明したため」首になった。
SEX PISTOLSのメンバーにビートルズのファンはいらねぇと語っている。
後日談ではあるが、SEX PISTOLSのマネージャー、
マルコム・マクラーレンの息子ジョセフ・コーレ(セクシーでハイクラスなデザインが人気の高級ランジェリーブランドAgent Provocateurnoの創始者。Agent Provocateurno:カイリー・ミノーグのセクシー過ぎるCMでも話題に。ケイト・モスなど有名セレブも愛用。)が
2016年11月26日、SEX PISTOLSのパンクアンセム「アナーキー・イン・ザUK」のリリース40周年の記念の日だったが、ロンドンでの国を挙げてのパンク礼賛イベント「パンク・ロンドン」に抗議するために、日本円にして8億円の価値があるというパンクの歴史的なグッズやレコード類を河のほとりで燃やした。彼なりのパンクスピリッツだろう。
しかしSEX PISTOLSのメンバーであるジョン・ライドンが
『もし500万ポンドの価値があるものを燃やすって言うんなら、チャリティに寄付でもすればいいだろ。
アイツは下着屋なんだから、おまえのところのブラジャーでも燃やしたらどうだ?』とコメントしている。
最後のオチまでSEX PISTOLSらしい英国主義を感じた。
P.S.
僕たちの定義する『英国主義』は単なるフッション的なテーマではなく、
今回のFirst Anniversary modelの『英国主義』とはかつての英国パンクのスピリッツを受け継いだものである。
エリザベス女王でもなく、ビートルズでもない。
今回のNew modelに込めたFUN brandのメッセージは[パンクカルチャー]だ。